かな "色彩を持たない多崎つくると、..." 2025年4月4日

かな
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@kk71400026
2025年4月4日
色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年
p.368 「たとえ君が空っぽの容器だったとしても、それでいいじゃない」とエリは言った。「もしそうだとしても、君はとても素敵な、心を惹かれる容器だよ。自分自身がなにであるかなんて、そんなことは本当には誰にもわかりはしない。そう思わない?それなら君は、どこまでも美しいかたちの入れ物になればいいんだ。誰かが思わず中に何かを入れたくなるような、しっかり好感の持てる器に」
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