色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

29件の記録
- かな@kk714000262025年4月4日読み終わったp.368 「たとえ君が空っぽの容器だったとしても、それでいいじゃない」とエリは言った。「もしそうだとしても、君はとても素敵な、心を惹かれる容器だよ。自分自身がなにであるかなんて、そんなことは本当には誰にもわかりはしない。そう思わない?それなら君は、どこまでも美しいかたちの入れ物になればいいんだ。誰かが思わず中に何かを入れたくなるような、しっかり好感の持てる器に」
- もり@molliws2025年3月12日オールタイムベスト村上春樹の長編で1番好きで1番読み返してます。 なんで好きなのかはよくわかりませんが、 多崎つくるは自分だ!と思いながら 何度も読み返してます。
- 猫@mao10122025年3月5日かつて読んだ村上春樹の文章表現の巧さ。その言葉たちを取り零さないようにいつも必死になって読んでしまう。やはり限界があるので、この本はまた落ち着いたら再読しようと思う。 つくるから離れていってしまった4人の親友たちの謎が解けるにつれ、どんどん物語に引き込まれていった。 大切な人を失う喪失の痛み。その痛みを受容することは人生において最大の難関だと感じる。