
雛森
@hinamori
2026年8月29日
君のクイズ
小川哲
買った
読んでる
小説
推理小説
『君のクイズ』読了。
本庄絆の種明かしが、もう心から痛快だった。声を出して笑ってしまった。
主人公三島の小ささやねちっこさ、本庄絆に対する見下しが、最初本当に不愉快だった。クイズになんの関係もない本庄の弟にまで話を聞きにいくなんて、ストーカーじみてさえいて気持ち悪い。
ただ、三島にとってクイズは自分を肯定してくれるもので、ある意味人生そのものだった。クイズオタクの三島にとって、クイズは神聖なもので、クイズプレーヤーは真摯に向き合う聖職者のような存在だったのだろう。
だからヤラセである可能性を探すのと同時に、ヤラセではなかった、本庄もまた真面目にクイズに向き合うクイズプレーヤーなのだと思いたがっている。
「アマチュアクイズ界の王様」の称号は、まさに言い得て妙だ。
すごく面白かった。夜中に読み始めて、仕事の合間に読み切ってしまった。

