
いっちー
@icchii317
2026年8月30日
身体が「ノー」と言うとき
ガボール・マテ,
Gabor Mat´e,
伊藤はるみ
読んでる
どうせ死ぬならがんがいい、ががんにフォーカスしてるとすれば、こっちの方が実はやばい本かもしれない。抑圧された感情が身体にノーを突きつける。
この本は病気になった本人をさらに責めたくて書かれたものではないことは最初にはっきりと断っている。
でも、かなり残酷な内容ではある。
さらに、ストレスは自覚のあるなしや原因とは無関係である。同じ出来事が起きた時に強いストレスを受ける人もいれば、全く受けない人もいる。さらに自覚がなくとも実際には身体がストレスを受けている場合もあるということだ。
病気の話はすごくセンシティブな話題であり、個人差がとても大きいので、主語を大きくできない。それでもこれらの本はストレスと病気の関係性や、抗がん剤とがんの関係性を、経験値や論文をもとに科学的根拠に紐づけて、主語でかめで語ろうとしている。
たまたまだけど、2003年や2012年の本だった。そのタイミングではベストセラーになっているけれど、これらの言説が主流になり常識が覆されるまでには至っていない。
がんの本に載っていたけれど、経済的なメリットとの癒着がある場合に最も言説は崩れづらいという話がある。医者が儲かるから抗がん剤を否定する話は潰すし、それは地動説が教義を否定するから受け入れなかったのと同じだという。
現代でも、普通に天動説で動いていることがたくさんあるのだなあ、でもそれを否定するということは、とても孤独な行為だなあ、と頭を抱えてしまった。

