
いっちー
@icchii317
本の読める店fuzkueのファンです。シェアハウス歴10年。さいきん1人で住み始めてから家でも本が読めるようになってきました。
ライターのお仕事も承ってます。icchii.clfl@gmail.comまで
- 2025年10月11日フランクル夜と霧諸富祥彦読み始めた「夜と霧」はヒトラーの特別命令に由来している。 わずか9日で書き上げている。 若いうちからフロイトと文通をして、その後アドラーに傾倒し、かなりバリバリの人だったのを知った。
- 2025年10月11日借りてきた井本先生は医師免許を持っているのだと知りやっと二宮整体との違いを理解して覚えられた。 目次にある不調の中には便秘しかないけど、最近は2日にいっぺんは出るし、それも良くなってきた兆候がある。 逆に便秘や下痢や月経痛は、あるのが当たり前という風潮だけど立派な不調。 便秘が腸だけでなく胃の問題の可能性もある(ストレスなどで消化されてないまま腸に行っちゃってる可能性)のが知れて良かった。 それを胃と腸に関連させてるんだ〜とは思った。 あとはいつでもなんでも食べる人のことを鈍ってるとか書いてあって、デブがデブとしてのポジティブなアイデンティティを確率できるこの時代に、こういう考え方というか、本来の身体の声に目を向ける必要もあるよなぁと思ったり。健康なデブはいいけど不調がたくさんあるデブの人はこの考え方が必要。
- 2025年10月10日出現する未来J.ジャウォースキー,O.シャーマー,P.センゲ,野中郁次郎,高遠裕子図書館予約済みなんで図書館で借りたんだろって思ったけどたぶん貸し本棚にあって、その推薦文かなにかが良かったんだろうな
- 2025年10月10日夜と霧ヴィクトル・エミール・フランクル,ヴィクトール・E・フランクル,池田香代子借りてきた読み始めた原題は「心理学者、強制収容所を体験する」なんだ。こっちのほうがもっと早く手に取ってたと思うけど、夜と霧というおごめかしさはない。
- 2025年10月10日フランクル夜と霧諸富祥彦借りてきた「フランクルを読むうちに、私たちは、「私の幸せはどうすれば手に入るのか」「私の自己実現はどうすれば可能なのか」という「私中心の人生観」を、「私は何のために生まれてきたのか」「私の人生には、どのような意味と使命(ミッション)が与えられているのか」という「生きる意味と使命中心の人生観」へと生きる構えを180度展開することが求められるのです。」(p8はじめに より) 収容所という究極の環境での人間性は時代を超えて「私たちの心に響く真理に満ちている」
- 2025年10月10日古武術「仙骨操法」のススメ赤羽根龍夫借りてきた読み終わったなんで見つけたか忘れたけど、無料講座ののちうん十万払いかけた講座の先生が言ってたことが普通に書いてあって安心した。大腰筋はみんな注目してるんだ。 「背骨と足腰の筋肉を鍛え身体の運動機能を高めるためには最も重要な筋肉であり、また高齢化社会の中で老化や寝たきり防止の筋肉として注目されています。」p26 そして難波歩きがなぜ良いのかもそこに関わってくる。 「最近注目されている背骨や深層筋を重視した健康運動のエッセンスは、江戸時代の武術の動きと同じであることに気がつき、武術を健康法としても教え始めました。」p32 →もう武術してればええやん。てか最近やってるシコ踏みもそうだし。 この言葉を聞くと、3年でも剣道やってたことは見になってるのかもしれない。良かった。
- 2025年10月10日ナラティヴの被害学阿部幸大読み始めた借りてるやっと開いた「ナラティヴの被害学」とはあえて誰が被害者で誰が加害者なのかという二元論を用いる方法論だった。 あえてそのナラティヴが与える印象について極論で考えることで検討できるようにすることが目的。 読む前は、この本はナラティヴには加害性を持つ一面があるのだよ、という示唆的なことが書いてあるのかと思ったけど、もう少し語気強めだった。フェミニズムの流れとも似ているのかもしれない、というかフェミニストの中にもこの方法論を用いてる人がいるのかもしれない。 「暴力はよくないと思います」ということを言いたいわけではなく(自明なのでその主張に学術的な価値はない)「いままさにわれわれもなんらかの暴力を許容しているということが将来あきらかになるに違いない」ということを暴こうとしている。 いや〜痛烈。暴力批判の核として、「われわれ自身の加害性を批判的に受け入れてゆくこと」=「加害性の再配分」を据えている。結果として、「加害性を付与されること」に「拒否反応を抱くようになった」。 →「反暴力を自認する常識人たちは、みずからの加害性や特権性や強者性やマジョリティ性を指摘されることに強烈な嫌悪感を示し、じぶんが悪者あつかいされる筋合いはないのだと、むしろ恵まれぬ弱者でありマイノリティですらあるのだと反駁し、被害者として認定されるポジションを占拠しようと躍起になっている。だがわれわれは、くりかえすが、加害者になることを避けることは原理的に不可能である。そもそもなんらかの点において被害者や弱者やマイノリティであると認定されたところで、それによって自動的に加害性から免責されるわけではないのだ。」 「その錯誤がまさしく、善き被害者たる「われわれ」と悪しき加害者たる「やつら」という二元論のナラティヴに囚われた者の発想である。」 →「われわれが矛先を向けなくてはならない暴力は」、「全暴力である。」 なんか進撃の巨人とかみたいな話になってきたぞ…。 加害性をポイント制みたいに再配分するっていう考え方は面白い。貧乏くじみたいにみんな引きたがらないけど、みんなで少なく、でも持っておくのが結果一番暴力の総量も少なくなりそう。 イントロ読んでほーと思ってるけど、人文知初心者ムーブかもしれん。
- 2025年10月5日
- 2025年10月5日食べすぎる世界ジェミマ・ルイス,ヘンリー・ディンブルビー,井出留美,永瀬聡子気になる
- 2025年10月4日刑務所に回復共同体をつくる毛利真弓読んでる刑務官からの「暴力」の章を読んでいて、そんな組織に所属したことがないからもはやフィクションではないかと思うほどだけど、本当にタチが悪い。受刑者よりも、むしろ刑務官のほうが悪質である。 今更だけど青土社が出しているんだなぁ。組織で苦労したことがある人には、ぜひ一度は読んでみてほしい。最も極端な環境下で起こる過激なエピソードがたくさん載っている。そしてそこに乗り込んでいった果敢な毛利さんの話、そして結果的には毛利さんも刑務官によって実質追い出されてしまった。 毛利さんの方に全面的に共感するし私の周りもきっとそう思うけど、刑務所内に行くと比率が逆転し、理解者は1人もいないような状況になる。異常な空間が当たり前にあり、受刑者は更生する機会がないまま抑圧され、ただ耐え忍ぶだけ。そんなことが罷り通っているのを知って本当におかしいし、悲しい。
- 2025年10月1日刑務所に回復共同体をつくる毛利真弓熟読中けっこう胸がいっぱいになってしまって書ききれないというか、全部が良いんだけど、こんなに熟読できる機会もないかもしれないから頑張って書き留めておく。 p117で「「他人の尊厳を奪ったんだから奪われて当然だ」と思う読者もいるかもしれない。しかし、人を殴った人を誰かが代わりに殴り倒しても結局被害者が増えるだけであるのと同様、代理の懲罰など意味がない。毎日尊厳を踏みにじられてまっとうになれというのは、無茶な話だ。」とあるけど、もうこの言葉が全てだと思う。 それでも現実にあるのは、「反省しろ」「しています」「いや、反省していない」「しています」のような押し問答で、刑務官のスキル不足や抑圧的な文化がそのまま出てしまっている。「短期は満期」ということわざのようなものが蔓延していて、受刑者は考えずに耐え忍ぶことを学んでいく。 p221で「守られたTCの環境で、いくらいろいろできるようになっても、逆風の多い社会では、うまくいかないこともあるのではないか」と言う問いに対して、 訓練生が「TCって他よりも揉め事多いと思うんです。他のところは力関係ができちゃってて揉めないっていうか。押さえる方と押さえられる方ができちゃってて。TCはでも言いたいこと言うでしょ。自然に意見の食い違いができる。」 と語っており、まさに、力関係のある場所では受刑者に関わらず意見をぶつける機会がほとんどない。他を知らないと、緊張した抑圧/支配の構造から抜け出すことができない。TCはたしに守られた環境ではあるが、そこで人との関わりの原則を学ぶことに意味があり、その環境を今度は社会に持ち帰ることができる。親や妻、子どもときちんと向き合って安心・安全な場所を作る責任を果たすことができる。 TCは性格を変えるのではなく、生き方のパラダイムを変えることを目的としている。 読んでいて、ここまでの成長が見られるコミュニティを他に知らない。
- 2025年10月1日アンダイングアン・ボイヤー,西山敦子気になる読まねば寝た子なんているの?という本が1人出版社なんだ〜、というところでサイトを見てたら見つけた、めっちゃ気になるこんなん。 「病気は決して中立的なものではない。 治療はイデオロギーと無縁ではありえない。 死が政治性を免れることもない。」 治療について、支配的な西洋医学のイデオロギーから外れつつあるので、これは読まねばと思う。
- 2025年10月1日
- 2025年10月1日
- 2025年9月29日僕の狂ったフェミ彼女ミン・ジヒョン,加藤慧読み終わったまた読みたい人に勧めたい面白かった。翻訳本とは思えないくらい読みやすかったけど、著者が日本語が堪能なんだな。 たまたまだけど、今日読み始めた本の主題となる「人はいかにして変われるのか」という問いが逆説的に浮かび上がる本だった。彼はその環境で生きる限りは、変わることに払うコストの方が高いのだ。というかむしろ変わらないことの方が断然都合が良い。 でも、フェミ彼女の一瞬の関わりで、彼の友達の奥さんたちは行動し始めた。この事実がものすごくリアル。いつも抑圧され不可視化されているのは彼女たちだった。どれだけ正当な意見でも、社会の方が異常扱いをして、我慢するのも彼女たち。それがたった1人のフェミニストと、たった数時間の関わりによって、声をあげる勇気を持ったのはすごい。その勇気の中にはその社会の常識にも戦うことも含まれているからだ。そんな勇気を持った彼女らの声を旦那たちが聞かないとすれば、それは本当に世間体のための結婚なのかもしれない。こうやって書いてみると、愛とはなにか、結婚とは何かと思えてくる。 彼がそう簡単に変わるわけないと思っていた世の中も少しは変化して、彼の見方が少しだけ変わっていたのは希望だった。セクハラしてきたクソオヤジは一旦仕事がなしになった。変わるわけない、からすごいぞ、という評価になった。
- 2025年9月28日性格は変えられる野田俊作借りてきた読み始めた『嫌われる勇気』は嫌いだとはっきり言った友人がこれは良かった、と言ってたので、自分だったら絶対手に取らないタイトルの本を借りてみた。 内容はしかも嫌われる勇気と同じ対談形式だったから、どうなのかと思ったけど確かに良さそう。 冒頭でアドラー心理学はお稽古ごとで、本をいくら読んでも変わるものではない、というのも面白かった。心理学もお稽古ごとがあるのか。 対談といってもあんな感じじゃなく(笑)、落ち着いててよい。 冒頭のまとめ(p13) 人間が自分の性格を変えたがらないのには 第一に、人間は保守的だから。 第二に、人間は思い込みに凝り固まっているから、 第三に、個人と環境との相互作用の中で性格は安定してしまうから。 第4に、人間は自分の性格にたっぷり投資しているから ただ、「変えないことを決断している」ということに注目して、決断をやり直せば変われるという話がこれから続く。
- 2025年9月28日「体芯力」体操鈴木亮司借りてきた読み始めたあっという間に読めた・骨ストレッチ、動作術、古武術、いろいろ見てみたけどこれが一番今のところ実感がある。(腰割り、シコ踏みすると大腰筋が使われてお腹が引き締まる。) ・すり足、なんば歩きも大腰筋に良い ・「腰が曲がっていると、本来縮んでいないといけない筋肉が伸び続けていることになり、その筋肉を覆っている筋膜に不具合が出て、痛みが生じてしまう」はなかなか直感に反する。 ・大腰筋の太さが足の速さに比例する(東大名誉教授・小林寛道先生) ・下腹が出る原因は骨盤の後屈→大腰筋で解決 そういえば、昔、親に連れられてつけてるだけで腹筋を鍛えられるやつを整体につけに行ったりしたなぁ。今も腹筋はそれなりにあると思うけど、その時も結局姿勢とかは何も変わらなかった。
- 2025年9月28日僕の狂ったフェミ彼女ミン・ジヒョン,加藤慧借りてきた読み始めた半分読んだ40代の知人男性がフェミニズムという言葉自体を知らなかったので、フィルターバブルだなと思っていたところに似た話があって、タイムリー。 噂には聞いてたけど、ルッキズムの本を読んでも全く理解されないというのが、属しているコミュニティの常識やこれまでの人生・考え方を否定したくないという思いの方が上回ることを意味していて切なくなる。
- 2025年9月24日
- 2025年9月24日生き延びるための思想上野千鶴子気になる信田さよ子さん『〈性〉なる家族』の引用が衝撃的だった。 「プライバシー原則とは家長という私的権力の支配権に対して公的権力が介入しないという密約の産物ではないのか」 先の本で、ロマンティックも一夫一妻という規範に従ってもらうためのものだという話も相当衝撃だったけど、プライバシーも国家と繋がっているのかもしれない…
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