
やん
@grilledyangyang
2024年8月18日

残穢(ざんえ)
小野不由美
読み終わった
かつて読んだ
また読みたい
すごい鳥肌、ゾクゾクした!おっかねぇ。
日本古来の「穢れ」概念の伝染。根を掴んだと思っても、どこか曖昧模糊で空を切る得体のしれない怖さ。また、大元を辿って過去を掘り下げていくほど、さらに深い過去へと繋がっていく宿命的なじっとりとした質感。直接の化物描写がない恐怖!
映画を劇場公開時に観て、原作も買っていたものの積んでしまっていた。
映画はラストが蛇足でチープになってしまったが、映像で土地や建物を示し、地図を広げて情報整理してくれるのが分かりやすいし、物語もギュッと濃縮されていて面白い。
原作はしっとりした感じがとても良い。情報量が非常に多く、何度も「どこの部屋の誰の話?」とページを戻って読み直してた(笑)
モキュメンタリー風の構成に、「私」=作者の淡々とした語り口が絶妙。超常現象に懐疑的で、理屈を捏ねて変に冷静になる。その反動で怖いシーンはマジで鳥肌の塩加減、引き立たせ方が神がかってる。
「久保さん」=読者のアバターが癒やし。ていうか、序盤で「私」と久保さんがいつの間にか仲良く電話してて、ほっこりする。

