
yucca
@yucca05
2026年8月30日
読み終わった
人格障害、愛着障害、自他境界のなさ…この母親には色々と当てはまるだろうけど、どうしてここまでの存在になってしまったのか…。一体どこから湧き出ているのか不思議なほどの負のエネルギー量。彼女もある意味牢獄に縛り付けられていたところもあると思うけど、とても人間とは思えず(叱責を繰り返す怪物のような存在とも書かれていますね)結末を知っているだけにどうか早く逃げてほしい、倒してほしいと思わざるをえなかった。本だと簡単に言えるけどね…。
第三者が介在したり、あかりさん自身が逃げ出したり助けを求めようとした場面はたびたびあったのに状況が変わらなかったことが悔しいけど、それほどにこの母娘の牢獄は他者が入りこめない強固なものだったというか、関わってはならないと思わされるようなものだったのか…。あかりさんも状況を客観的に見ることが困難になっていたんだろうな、と思う。それはまさしく認知の歪みでもあると思うけど。でも看護部通いだしてからも、母親が一人にならないように寄り添おうとしたり旅行に連れ出したりするのが、、なんかもうそんなことまで絶対しなくていいのに…とこちらは思うんだけど、普通の母娘関係になりたい希望があるところも、人のことちゃんと思いやれる賢い人なんだなほんとに…と思えて切ない。けど母親からしたら助産師学校に受からない娘は娘じゃなかったわけだし。心折れるよね…。どちらかが死ななければ終わらなかったって書いてるところが切実で。こうなっては殺して終わりにするしかなかったんだ。現に母親は何度も何度も娘にしねとか言ってるわけだし、いやそういうおまえがなって話なわけで(過激ですみません)
殺害を否認していることも含めて彼女の経緯を理解して、これからは自分自身の人生を歩んでくださいと伝えた裁判長に、彼女が人に分かってもらえたと思えてよかったなと…。15年から10年の減刑は正しいのか、公平なのか、なんともいえないけど。
刑期を終えられたあとは、今度こそ彼女が望む人生を歩んでほしい。そして程度の大小があるにせよ、こういった事態はあちらこちらに転がっているわけで。。社会の介在をもって、守られるべき人がちゃんと守られてほしい、そう思う。