鱗拾い
@urokohiroi
2026年8月30日
ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい
大前粟生
途中まで読んだ
ひとまず表題作(表題章?)だけ読んだ。
思ってることをそのまま伝えられたらいいのに、相手の居る会話で言葉に出した瞬間、世の中で同じ思いを抱えている人たちのこととか、それを発した自分はどういう属性の人間かとか、そういう余計なものがくっついてきてしまう。
誰のことも傷つけたくないけど、今この瞬間傷ついている人や自分が傷つけるかもしれない人のことを考えすぎて、自分の心をすり減らしてしまう。
そんな感じの人たちの話だと思った。
七森と麦戸ちゃんは似たもの同士で、お互い相手になら話せる思いもあるけど、それらを共有できることは幸せなのかな。
共有できる相手が誰もいないよりは幸せだと思うけど、共有できるだけじゃ幸せになれない気がする。
(なれそうな気がしてたけど、七森たちを見ていたらそれだけじゃ無理なのかもって思った。2026/08/30 17:06追記)
「七森は〜と思った」みたいな調子で、七森の視点で進んでいく話なのかと思ったけど、七森以外の思っていることが書かれる場面もあって、ちょっと不思議な読み味。
「相手はこう思ってしまうかも、自分だったらこう思ってしまうし」みたいなことを考えすぎる人たちの話だからこうなっているのかな?
でも、最後にちょっとだけ書かれた、白城がああいう風に思っていることを、七森たちが知ることはあるんだろうか。
まだ3篇ほど残ってるけど、表題作でお腹いっぱいになったので一旦積読するかも。