
ミオReads
@hanamio03
2026年8月30日

スナックふたり
川上弘美
読み終わった
「瞬間、司は哀れを感じる。死んでしまったこと自体の哀れ、だけではなく、死んでからも生きていた時の実感がある、ということわりの、冷やかさと、少しほっとする感じと、それでもやがて実感は薄れていってしまうかもしれない、という淋しい予想が全部まじったような、いわば、「何もとどまってくれない」という感じの、哀れさだった。」
好きな作家と聞かれると、真っ先に川上弘美を挙げる。自分のしけた内面に染み入って来る水のような心地よさが、とにかく好きだ。そして、彼岸と此岸のあいまいな境の付近で、あいまいなまま揺蕩ったりのんびりしたり、おかしみを覚えたり、寂しがったりするところが、たまらなく好きだ。上の引用に、その好きのすべてが詰まってると思う。たまらない。大好きだ。
参考文献に玉袋筋太郎の著書が三冊あるところも、たまらん大好きだ。
納豆とひき肉、一緒に炒めてみよう。

