
mo
@utakataroro
2026年8月30日
せんそうって
八木咲,
永井玲衣
読み終わった
問いはばらばらに飛び散り、遠い誰かのもとまで飛んでいく。なんのためだったんだ?
こんなことあっていいのか? どうやって生きていけばいいんだ?
問いは文字通り、炸裂する。すると身体はぼろぼろになる。しかも、すぐに痛みは止まらない。傷だらけになったそれぞれの部位が、じゅくじゅくと痛みつづける。口から出てくるのは問いの言葉ばかりだ。目の前のひとにぶつけてみることもあるが、それですぐにはおさまらない。
でも問いは、単なる痛みではないとわたしは思う。問いは、抗うことだ。そういうものだから、というあきらめや、「祖国のため」といったきらびやかな答えを、受け入れることはできないと、のたうちまわることだ。
――(永井玲衣 著,八木咲 写真『せんそうって』,P133)
