@sotaono
2026年8月31日
自由をつくる自在に生きる
森博嗣
p22
「したがって、健康がすなわち自由ではない。健康であることが人生の喜びだというのは、僕は錯覚だと思う。」
p55
「そして、「人の目を気にしない」というのは、自分一人だけの判断をしているのではなく、逆に、もう「もっと確かな目(あるときは、もっと大勢の目)による評価を想定している、という意味だ。それは、「今の目」だけではなく、「未来の目」にも範囲が及ぶ。それが「客観」であり、「信念」になる。」
p63
「目指すものは、自分で決めなければ意味がない。本当の自由がそこから始まる。」
p89
「自由の価値というのは、過去の自分よりも、今の自分が、そしてさらに将来の自分が「より自由」になっていく変化を感じることにある。常に自由に向かって進む、その姿勢こそが、自由の本質だといっても良い。目指すものが自由であるなら、目指す姿勢もまた自由である。そういう不思議な連鎖が自由の特性だといえる。」
p91
「大切なことは、まず気づくこと。支配されていることを自覚すること。そこから、自由な発想が生まれる。自由に発送すれば、自然に自在な行動ができるだろう。」
p106
「ものごとを抽象的に捉える目、つまり「抽象力」を持っている人は、他者の成功例、そのノウハウといった情報から、たちまち抽象して本質を見出す。そうすれば、まったく違う分野のものであっても、自分の現在の問題に役立てることができる。応用力といっても良いだろう。」
p115
「でも、たまたまデパートに一つだけ青いランドセルがあったのだ。青というよりも水色だった。僕は迷わずそれにすると親に言った。母は「本当にこれで良いの?」と確かめたけれど、それを買ってくれた。今思うと、そのときの母は立派だったと思う。些細なことだが、こういったことは積み重なるだろう。ちなみに、僕の息子も青いランドセルが欲しいと言ったので、それを買ってやった。僕がすすめたわけではない。歴史は繰り返すのである。」
p116
「道具を手にして、それが思いどおりに扱えるようになれば、自分が望むものを作ることができる。それこそが本当の自由なのだ。」
p120
「自分が選べる範囲は、すべて満遍なく注目しよう。自由の可能性を自分から制限することはない。チャンスは、それに気づいた者にだけ微笑むのである。」
p123
「それは、「個性的に生きること」が、「自由に生きること」に限りなく似ているからである。」
p125
「素直とは、自分の声を聞くことだ。」
p126
「非合理な常識よりも、非常識な合理を採る。それが自由への道である。」
p132
「自分自身の思い込みは、知らないうちに自分を縛りつける強力な支配力を持つ。」
p136
「しかし、考えること、行動することは、すなわち生きていることにほかならないわけで、考えることが面倒だ、行動することが面倒だ、などといっていたら、生きていくことが面倒だ、というところへ行き着いてしまう。現にそのとおり、そういう人はどんどん老け込んでいくだろう。死んでいる状態に早く近づこうとしているのだから。」
p140
「必ず、良い結果というものを夢見るのが人間なのだ。そして、その人が見た夢よりも素晴らしい現実は絶対に訪れないのである。すべては本人の想定内、といってまちがいない。これはつまり、実現したかったら、少なくとも、そうなることを夢見る、成功する状態を予測することが必要である。自由になりたかったら、自由を夢見ることから始めなくてはけない。」
p151
「自分は、自分の好きなものを手に入れるだけだ。」
p154
「僕は、座右の銘をきかれたときには、「なにものにも拘らない」と答えることにしている。」
p155
「素直に目の前の作品に接し、自分の感性で評価する。」
p156
「真っ白な心で感じる素直な感性は、努力をしなければ維持できない。このように、自由とは、放っておいても成り立つものではなく、常に磨かなければならないものだ。禅僧が坐禅をして求めるものも、これと同じ「無心」という自由である。」
p160
「文字は一列に並んでいる。でも、思考は一つではない。」
p171
「基本的に、自由を感じる人とは、自由を感じたい人であり、自由を感じない人は、自由を恐れている人だ。」
p174
「僕は、よく「本当に願っていれば、どんな夢でも叶う」と口にする。そんな綺麗事を、と眉を顰める人は多いと思うけれど、この言葉の真意は、少なくとも「願わない夢は叶わない」ということだ。たいていの場合、夢の実現が困難になって、いわゆる「挫折」を味わうのは、「もう駄目だ」と本人が諦めた瞬間である。本人が諦めなければ、限りなく不可能に近い夢であっても、挫折は訪れない。細いながらも道はまだつながっている状態といえる。」
p179
「「下限を上限にする」」
p182
「すべての道は、貴方の足許から始まる。すべての風は、貴方に向かって吹いている。どちらを向いて、いつ踏み出すのかは、貴方が決めることだ。」