芙蓉
@fu_rong_28
2026年8月31日
二十歳の原点
高野悦子
読み終わった
p.14『「独りであること」、「未熟であること」、これが私の二十歳の原点である。』
有名な一文。私がこの本の存在を知ったのも3〜4回生の頃だった。
在学中に生協の本屋でこそ買うべきだと思いながらズルズル卒業してしまった。
あれから随分経った今読み終えて、やっぱり当時読むべきだった気もするけど今だからこそ心に沁みたようにも思う。
彼女の思想的な部分の方向性への共感とはまた違うものの、高野さんの言葉は今を生きる私にも刺さった。
私は未熟な学生時代の自分をなんてアホで愛おしいんだろうと思っているから「若さ」「幼さ」「未熟さ」を馬鹿にできない。
彼女は未熟さ、独りであること、決断の必要性、勉強が足りないこと、愛に焦がれていること、理解されない寂しさ、周囲への演技、自分の中の矛盾、それら全てを認識していると日記に書いている。
昨日言ったことと今日言っていることの矛盾を、自分は嘘をついているということまで素直に赤裸々に書き殴っている。とても強い人だ。
彼女は自殺することを逃げることだと書いていた。
でも彼女は最後まで考えることから逃げなかった人だと思う。
私は生きている限りは時折この本を読んで、その時点での自分は何を感じるのか確かめたい。