二十歳の原点

8件の記録
- ウニさち@unira2sc2025年4月30日読み終わった「人間は完全なる存在ではないのだ。不完全さをいつも背負っている。人間の存在価値は完全であることにあるのではなく、不完全でありその不完全さを克服しようとするところにあるのだ。 人間は未熟なのである。個々の人間のもつ不完全さはいろいろあるにしても、人間がその不完全さを克服しようとする時点では、それぞれの人間は同じ価値をもつ。」
- 猫@mao10122025年4月8日読み終わったかつて読んだ勧められてようやく。若さ故の可愛らしさがありつつも、自己の理想と現実との狭間に葛藤し、苦悩しているその人間臭さが文章から垣間見えて良かった。鉄道自殺する前の最後の日記の文章からは絶望感や孤独感が伝わってきて非常に生々しかった。
- RIYO BOOKS@riyo_books2023年8月19日読み終わった何故私は自殺をしないのだろうか。権力と闘ったところで、しょせん空しい抵抗にすぎないのではないか。何故生きていくのだろうか。生に対してどんな未練があるというのか。死ねないのだ。どうして!生きることに何の価値があるというのだ。醜い、罪な恥ずべき動物たちが互いにうごめいているこの世界!何の未練があるというのだ。愛?愛なんて信じられぬ。男と女の肉体的結合の欲望をいかにもとりつくろった言葉にすぎぬ。しかし、私はやはり自殺をしないのだ。わからぬ。死ねぬのかもしれぬ。