
夏しい子
@natusiiko
2025年4月5日

神さまを待っている (文春文庫)
畑野智美
かつて読んだ
ありきたりなようで、ありきたりじゃない展開が良かった。
3/4ぐらいは一気に読めた。
けれどケイスケが現れた辺りから読むのが辛くなってペースが落ちた。
それでも中々にいい小説だった。
若い子だけじゃない、女性は一人で生きていけるだけ稼げていない人は「明日は我が身」と思えてくる怖さがあった。
男性の中には、貧困女子に対して「いいよな女は体を売れて」と言いたい人もいるかもしれないが、そんな簡単なものじゃない、辛さ苦しさ、落ちていく状況をこの小説は見せてくれたと思う。
