神さまを待っている (文春文庫)

2件の記録
- 夏しい子@natusiiko2025年4月5日かつて読んだありきたりなようで、ありきたりじゃない展開が良かった。 3/4ぐらいは一気に読めた。 けれどケイスケが現れた辺りから読むのが辛くなってペースが落ちた。 それでも中々にいい小説だった。 若い子だけじゃない、女性は一人で生きていけるだけ稼げていない人は「明日は我が身」と思えてくる怖さがあった。 男性の中には、貧困女子に対して「いいよな女は体を売れて」と言いたい人もいるかもしれないが、そんな簡単なものじゃない、辛さ苦しさ、落ちていく状況をこの小説は見せてくれたと思う。
- いしかわゆき@milkprincess172025年3月9日小説“貧困というのは、お金がないことではない。頼れる人がいないことだ。" 命を守るためのお金であり、お金を稼ぐために生きているわけじゃない。当たり前に聞こえるかもしれないけれど、それに気付けていることがどれほど少ないことか。