神さまを待っている (文春文庫)

神さまを待っている (文春文庫)
神さまを待っている (文春文庫)
畑野智美
文藝春秋
2021年10月6日
2件の記録
  • 夏しい子
    夏しい子
    @natusiiko
    2025年4月5日
    ありきたりなようで、ありきたりじゃない展開が良かった。 3/4ぐらいは一気に読めた。 けれどケイスケが現れた辺りから読むのが辛くなってペースが落ちた。 それでも中々にいい小説だった。 若い子だけじゃない、女性は一人で生きていけるだけ稼げていない人は「明日は我が身」と思えてくる怖さがあった。 男性の中には、貧困女子に対して「いいよな女は体を売れて」と言いたい人もいるかもしれないが、そんな簡単なものじゃない、辛さ苦しさ、落ちていく状況をこの小説は見せてくれたと思う。
  • “貧困というのは、お金がないことではない。頼れる人がいないことだ。" 命を守るためのお金であり、お金を稼ぐために生きているわけじゃない。当たり前に聞こえるかもしれないけれど、それに気付けていることがどれほど少ないことか。
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