
中原メロス
@56565656t
2026年8月31日
星の時
クラリッセ・リスペクトル,
福嶋伸洋
読み終わった
夏の素晴らしき読書体験。
悲惨な少女の物語に美しさを見出してしまう私たち自身の感覚が、作品を通して静かに浮き彫りになる。
その美は少女自身の視点からではなく、教養を身につけた男性の語りによって媒介されることで生み出されている。
その構造に、どうしようもない皮肉が宿っている。
確かにフェミニズム的な問題意識は作品の底にあるけど「ブラジルのヴァージニア・ウルフ」という見出し文句が的確かどうかは(この作品に限って言えば)正直分からなかった。
