
shuhei_shuhei
@shuhei_shuhei
2026年8月31日
感情労働の未来
恩蔵絢子
読み終わった
めちゃくちゃ面白かった。
脳科学興味あり
以下抜粋
◯感情とは不確実性への適応戦略である。あるいは、感情とは意思決定させる力である。
◯感情が動かないことは、自分にとって、新しいものがないということだ。感情を締め出すことは勉強には本来はマイナスである。この事実を知ると、新しいこと、予想できないことが起こった時に感じる不安も悪いものではないと思えるかもしれない。
◯ある状況に対してみんなが同じ反応を示したら、その反応が結局良くないものであった場合、人類自体が滅びてしまうかもしれず、それぞれが別々の反応をすることが、人類の生き延びる戦略となっており、だからこそ個人差や文化差が大事なのである
◯認知的負荷がかかっている時、感情抑制はしにくいということだ。仕事が忙しすぎたり、悩みがあったりすると、人に優しくすることはできない。自分に負荷がかかりすぎている時は、人よりもむしろ自分のほうが大切にされるべきだと感じて、自分の要求ばかりを人に伝えてしまうこともある。自分で持てる以上の荷物をなるべく持たないことが大事で、人に優しくできなかったらそれは、荷物を減らせというサインなのである。
◯感情労働は、今1番得意なのが人間で、知的能力とは別種の知性といっていいのである。人間の可能性が1番あるのもここかもしれない。
◯チームとしてさまざまな課題に対して高い成果を出すために、1番関係があったのは、そのチーム内に、人の気持ちにどれだけ敏感かという社会的感受性が高い人がいるかどうかだった
◯トランザクティブメモリーが機能するのは、一人ひとり個性が違っていて、相手が何が得意で何が苦手なのか、相手は何をやりたがるのか、相手がどんな人なのかをよく知っている親密な集団に限るということだ。
◯考え方を同じにするのではなく、人間としての身体、感情の要求は同じところもあるから、違う存在としてはその部分を満たせれば十分であり、すっかり意気投合といった関係になれなくても、そのような年に一度の経験が積み重なっていけば、相手の好きなことや嫌なことがゆっくりわかっていくところがあり、うまくトランザクティブメモリーが機能する家族になっていけたりもするのである。
◯ドーパミンが1番出るのは、報酬がもらえるかもらえないかがわからない時で、人間を含めて動物の報酬系は、餌や、餌の知らせとなるベルだけではなく、不確実性に対しても活動することがわかった。

