
りんどう
@rindo-034
2026年8月28日
竜の医師団3
庵野ゆき
読み終わった
読了。
新章開幕の三巻。
見捨てられた地・カランバスに、新たな竜が舞い降りた。その吉報に沸くリョウ達は、竜の着地地点へと急行する。しかし、竜はカランバスの地に降り立つことはなく、急降下ののち急浮上してその場を去った。老竜ディドウスの元に、一つの卵を残して……。それは、ディドウスしか診療したことのない医師団にとって、大きな嵐の幕開けを意味していた。
一巻、二巻では、ディドウスのかかりつけ医として、その高い専門性を遺憾無く発揮してきた医師団が、幼竜にてんやわんやしており、これまでとはまた違った面白さがありました。
とはいえ、手探りで少しずつ幼竜の成長を見守っていく様が、さすがプロだなと思いました。
リョウとレオニート、リリが、それぞれの武器を手に協力し、危機を乗り越える熱い展開は、今作も健在。本当に仲が良く、信頼し合っていて安心します。この三人が仲良くわちゃわちゃするだけの短編集があったら絶対読みたいです。
四巻への引き……というより、新章を迎えるための盛大な導入のような巻だったので、間を開けずに次の巻へ進もうと思います。
お気に入りポイント
・人間の弱さ、醜さ、小ささみたいなものが強調されており、そういったものに辟易とするリョウ、リリに若さを感じつつ、ニーナ氏の「その矮小なる人の損得勘定が、竜の利となれば良いのだよ!」というセリフに、彼女の器の大きさを感じた。
・エラスの籠手を使うレオニート、小型飛空船を操縦するリリ、竜ノ目で見通すリョウと、同期組の見せ場がやはりかっこいい。
・教師陣の個性がすごい。次巻以降で深掘りがあったらもっと嬉しい。
・導入を読んだ時点で、チューダの未来に希望が持てて良い。