Haruhito "桜の園/三人姉妹改版" 2026年8月31日

桜の園/三人姉妹改版
桜の園/三人姉妹改版
アントーン・パーヴロヴィチ・チェーホフ,
神西清
戯曲を読み解くほどの知識はないのだが、『桜の園』にしても『三人姉妹』にしても物語の背後に、人間にはどうしようもない大きな潮流があることがわかる。その潮流は、時代の移りやイデオロギーの変化、あるいは戦争のような人生を揺るがす大きな事象で、その中で生きる人々の苦悩や喜びを描写している。俯瞰した視点を入れ、相対的に人生をとらえ、時には嘆きたくなるような生活だが『それでも生きていきましょう』と訴えるさまから、チェーホフが庶民に寄り添おうとする作家だったことが推察される。
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