
TOMOCK
@To_mock
2026年8月31日
月の影 影の海(下) 十二国記
小野不由美
読み終わった
何度も読んでて覚えているだろう流し読みでいいかなと思ってしまった自分が恥ずかしい。
もちろん話の筋は覚えているけれど、陽子が現代日本で置かれていた状況は、家父長制よってきつくきつく縛られていたし、陽子のように流されてきてしまった人は、太平洋戦争や学生運動の頃に国の大きな力に巻き込まれて虐げられた人だったり。人種差別や、権力の暴力まで一作品めにしっかり織り込まれている。
もちろんそうしたものを気にかけなくてもエンターテインメントとして読めるけど、30年以上前に書かれたこの作品がいまも普遍的で、大人になって読んだ時にそうした仕掛けに気がつけるようになったことにも嬉しさを感じる。
小野不由美先生は天才だなと、改めて。みんな知ってるよねぇ。


