
コマユミ
@ishiiruka0421
2026年9月1日

リボルバー (幻冬舎文庫)
原田マハ
読み終わった
人の死なない(実際には死ぬけど)、良質なミステリを読んでるような感覚を毎回味わう事ができる原田マハさんのアートシリーズ。
大好きなゴッホを主人公に、これまた大好きなゴーギャンとの関係をメインにワクワクするようなフィクションを展開させる、これはうまいよなあ。
ゴーギャンのことは、ほとんど一時期むさぼり読んでいたサマセット・モームの作品で知ったわけだけれど(『月と六ペンス』)、歳をとってみるとその妻子を捨てて南の島に移住し、現地の少女と酒池肉林の芸術生活を送るという奔放というか、インモラルな生き方はなんだか若い頃感じていたのとはかなり違う印象も無きにしもあらず。
ゴッホに関しては、生涯ほぼ全てに割と謎が多くて、未だその死の周辺の事情や、彼を苦しめた病に関して、そしてゴーギャンとの関係や、突如耳を自ら切り落とすようなエキセントリックな言動など、おそらくわかってないことが多い謎の多い画家ということもあってフィクショナイズするにはいい素材なのだろうなあ。
ちょうど上野の東京美術館で、ゴッホの弟テオとその妻、そしてその息子がしっかりと保持したフィンセントのコレクションをゴッホの企画展として開催されているのを観てきたので、より楽しめた。
2025/11/05






