
野良イモ
@noraimo
2026年9月1日

こころ(新潮文庫)
夏目漱石
読み終わった
湊かなえや太宰治とまた違った重さだった。人間の醜い部分よりも、もっと本質的な、誰にでも備えうる部分なように感じる。含みを持たせる表現が多いから様々な解釈があるだろうとも感じる。
唯一、同じ境遇を生きてきた妻にも自分を理解してもらえない苦しさは計り知れないものであるし、またそうなってしまった一因が自分の行いであると考えると、とんだ生き地獄だと思う。これまで保身に走り続けた結果がこの運命なのだとしたら、幸福に生涯を終えることができる人はどれくらいいるんだろう。