瀬野わたる "ありがとうもごめんなさいもい..." 2026年9月1日

ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと
日本だと、死者の名前が変わる(戒名)。 プナンでは死者の近縁者が名前を変える。 ヤマアラシの胃石の話はなんともモヤる。 ケチは罪悪、気前の良さが美徳。 ありがとうも、ごめんなさいも、反省も、独占もない。 森の民プナンのエスノグラフィ。 読み通して改めて思う――ニーチェはいらんよね。 原題の「熱帯のニーチェ」も、「田舎のプレスリー」の如き矮小化に感じる。 「前提や当たり前を疑うのが哲学」とおっしゃったのは鷲田小彌太先生だったと思うが、我々と全く違う前提で生きているプナンの人々は最高の哲学者。 既存の哲学でリフレーミングするんじゃなくて、虚心坦懐に彼らから学ぶべきだと思うんだけど、ね。
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