ありがとうもごめんなさいもいらない森の民と暮らして人類学者が考えたこと
54件の記録
-ゞ-@bunkobonsuki2026年9月9日マレーシアの少数民族、プナン。 狩猟採集に生きる彼らの生活は、日本人から見て奇妙な風習の連続だ。 反省をしない、何もないやつがエライ、犬に赤ん坊の尻を舐めさせる・・・・・・。 プナンと日本を比較しながら、両者の差異に接する。 現代日本と価値観がまるっきり違うプナンの文化だが、私は「案外昔の日本人であれば『自分たちと似てる』と思うのではないか?」と思った。 例えば、ビッグ・マン(大きな男)。 これはプナンにおけるもっとも権力を持った人物を指す言葉である。ビッグ・マンは何も所有していない。経済的観点から見ればむしろ貧しい。 しかし、その貧しさが尊い。 ビッグ・マンは率先して身銭を切り、色んな人に物や知識を分け与え、自らも犠牲にして集団を豊かにした。それゆえに尊敬されるのである。 自らを犠牲に集団を助ける。 これは昭和に生きた祖父母世代を見るとなんとなく共感できるのではないか。 祖父母は孫である私によく服や食事を奢った。自分が働くようになった今、彼らがどれだけ豪勢に振る舞ったかが分かる。 なせ祖父母は財産を孫のために振る舞ったのか?それは彼らの生きた時代が好景気だったのもあるが、なによりプナンのビッグ・マン的な精神が根付いていたからだと考えられる。 有り余った財産を子どもたちに分け与える。 プナンにも文化にもそういう人物はいる(いた)ものだ。 民族の風習は時代によって変わる。 本書に出てくるプナンから見た日本人は奇妙だろうが、数十年経てばプナンも私たちに共感してくれるかもしれない。
🍡だんご@kushi_dango2026年9月5日読み終わった2026年言語的なことに興味があったんですが 完全に人類学または哲学に惹かれる内容でした すごい!!! 「違い」を良し悪しで判断する危険性について深く考えさせられる内容でした🙏☺️他の著者も読んでみたいです
瀬野わたる@books_for_two2026年9月1日読み終わった日本だと、死者の名前が変わる(戒名)。 プナンでは死者の近縁者が名前を変える。 ヤマアラシの胃石の話はなんともモヤる。 ケチは罪悪、気前の良さが美徳。 ありがとうも、ごめんなさいも、反省も、独占もない。 森の民プナンのエスノグラフィ。 読み通して改めて思う――ニーチェはいらんよね。 原題の「熱帯のニーチェ」も、「田舎のプレスリー」の如き矮小化に感じる。 「前提や当たり前を疑うのが哲学」とおっしゃったのは鷲田小彌太先生だったと思うが、我々と全く違う前提で生きているプナンの人々は最高の哲学者。 既存の哲学でリフレーミングするんじゃなくて、虚心坦懐に彼らから学ぶべきだと思うんだけど、ね。
瀬野わたる@books_for_two2026年8月30日読んでる文化人類学がボルネオ島のプナンたちとの暮らしを描く。 のっけから朝イチの放屁合戦や野糞チェックという下ネタ全開だったり、貸し借りや所有という概念が薄い点だったり、反省しない(過去ではなく現在に常にフォーカスする)思考パターンだったり。 とても面白いのだけど、気になるのが各章のはじめにあるニーチェなどの引用。 研究者であるなら、過去の研究を参照するのは当然なのだけど… 我々と全く違う文化圏に触れながら、なぜそれを西洋の哲学者の言葉で再構築しようとするのか。 過去の哲学者の言葉を借りなければ、本当に彼らの思考を理解することはできないのか。 そういう行為は、何だか西洋の哲学こそ上位の概念であり知であるという偏見に見えるし、何よりもプナンの人々にとても失礼なんじゃないか、とも思える。
せでるはな@orang_laut2026年5月22日かつて読んだ生まれてきた社会の「常識」とどこかで折り合わず、要領よく世の中を乗り切っていけなくて悶々としているウチの家人も、この本に登場するプナン族の社会でならうまくやっていけそうな気がする いつか機会を見つけて家人を連れサラワクに行こう、という気にさせられた
GoHaaaan@-9food-2026年5月13日気になるどちらのことばも1番最初に相手に伝えるよう教え込まれることば(意識)なんじゃないかと思われるけど、その概念すらないっていったいどういうことなのか、知りたい。
栗かのこ@fuchur05082026年2月18日読み終わったとても面白かった。 私はこの世界の価値観や習慣に疑問を抱いている部分が多いので、同じ世界の違う場所に全然違う価値観で生きている人たちがいるということを知るのは凄く効くな、と思った。
フクオカノイワシタ@Bookbird2026年1月7日読み始めたP7 現代日本社会の私たちの周りで進行する諸課題の底の部分には、世界に囚われたかのような思いこみと言っていいほどの前提があるのではないか。
花蝶@hana-choh2025年12月22日気になる読みたい頭木弘樹氏の『口の立つやつが勝つってことでいいのか』の文中で紹介されていた作品。 読むと生きることの価値観が変わるとの評価をされている方がおられた。 嫌な気持ちにならず争うことなく、皆が笑って幸せな日々を過ごしていく世の中になる一助になればなぁ。








雨晴文庫@amehare_bunko20232025年9月22日買った読んでるずっと気になっていたのに読むのが怖いような気もして先延ばしにしていた本。ついに購入してぐいぐい読み進めてる。 個人としては反省しないプナンのひとびとについて読んで、いかに自分は反省が好きで、反省することが良きことだと刷り込まれているか再認識。
モチモチ@mochimochina2025年8月30日読み終わった「ありがとうもごめんなさいも無いなんてマジか…」と思って読み始めたら、反省も無いし電気も無いし支配も無いしトイレも無かった。でも、色々な物がある今の日本人より幸せなのかも?
ひさ@hsysyst2025年4月15日かつて読んだ集団の中で一番権力と富がある人は、持っているものを率先してみなに分け与えるから、集団の中で一番貧しい身なりをしているらしい。資本主義社会とは真逆ね。































































