
服野すみ
@fukuno_sumi
2026年9月1日
李歐
高村薫
読み終わった
図書館で借りた本。
男男小説としておすすめされていたこの本に私の8月は捧げたんですが、とてもいい体験だった。
男女問わず人生を狂わせる男2人が激動の時代に出会い、惚れ込み、数多の犠牲を払いながら2人の幸せを掴んだ話だった。
終盤、「これは一彰が「普通の幸せ」を掴んで、2人はそれぞれの人生を生きましたENDか…?」と思ったら、展開が急カーブで駆け抜けていったので驚きましたね…。
李歐の魅力は勿論のこと、一彰も色々な男女を誑かす魔性の男で凄かったな…どこか冷めた態度なのに隣にいることを許してくれそうな雰囲気が沼ってしまうんだろうな。
原口との関係性も好きだった。
個人的な事情で文章を余り長時間読めないなか、人物の情景が湿度たっぷりに描かれた読み応えのある本でした。
「年月なんか数えるな。この李歐が時計だ。あんたの心臓に入っている」