
ひこ
@newsoulre1010
2026年9月2日
星の時
クラリッセ・リスペクトル,
福嶋伸洋
読み終わった
貧しい天涯孤独な少女マカベーアの日常を、彼女に「恋する」作家ロドリーゴが描写するという入れ子構造がすごく面白い。
マカベーアは実在するのか、作家の脳内の存在なのか、そもそも小説を書くとはどういう事なのか?何一ついい事の起こらないマカベーアの物語はかなりキツいのだが、不思議な魅力があってグイグイ読み進めてしまった。
自分というものがない、自分が不幸であるという感覚さえないマカベーアが、ある「言葉」によって自分の立ち位置を知り、同時に未来に希望を持つ場面が印象的。
その後のあんまりな衝撃的結末も含めて「物語」とは?と考えさせられた、面白かった!