
(nigiwai)
@nigiwaiwayway
2026年9月2日
読み終わった
読んでいた本の中に載っていておもしろそうだったので読んでみた。次から次に好奇心がチェインしていくから読書はやめられねぇ。
その「好奇心」というのがこの本のキーワードの一つになっていると思う。
動物行動学の本なので、動物個体についての解説ももちろん面白い。
けれど、個人的に楽しめたのは著者が教育実習や講演などの際に質問されたことについての思いを綴るエッセイ的な部分だった。
「知りたい」という欲求は正直なくても死にはしない。
しかし、やっぱりあった方が世の中おもしろくね?と思ってしまう。
「それで食えるのか?」とか「意味はあるのか?」といった問いも生きていく上で、自分を、大切な誰かを守る上で大切なものであることは大前提として、それでもどこかしらで自分の好奇心を裏切ったことを後悔するのであれば、好きなことを精一杯に探究するという期間があってもいいのではないかと、この本を読んでいて思った。
終章、最後の節で、筆者がメジロについて思いを巡らす場面があるのだけど、研究者たちはこうやって世界を見ているんだなと感じることができて少しだけ泣きそうになった。
最後にこの本の謝辞(?)に載っていた言葉を引用して終わろうと思う。
ニーチェいわく「神は死んだ」。
だが、好奇心は滅びない。
