
ロッタ
@rotta_yomu
2026年8月31日
ピンポン
パク・ミンギュ,
斎藤真理子
読み終わった
🏓「世界に「あちゃー」された人間なんです」
奇想天外な展開をわかろうとするなんてこの小説には無粋。とっくに忘れたはずのわたしの厨二がこころが痛いよ〜...と泣いていた。
壮絶ないじめを受ける中学生の釘とモアイ。
彼らの、どこにも行き場がなく、「助けて」と声を上げることさえ諦めてしまった、壊れた心が、ぽろぽろと破片になってこぼれ落ちていく。
...っていうか自分が「あちゃー」された人間だなんて、14歳が受け止めていいことじゃないだろ、世界。
それでも彼らは考えることをやめない。
考え続ける彼らのこころが、パク・ミンギュという作家のこころを使って、読者のこころに差し出される。
ある日、原っぱにぽつんと置かれた卓球台とソファーを見つけ、卓球に熱中する。
いかれた人物に出会い、別れていく。現実ではありえないようなことが次々と起こるのに、その奥には、どうしようもなく現実的な痛みがある。
めちゃくちゃで、可笑しくて、途方もなくて、呆然としたわたしは、ただ釘とモアイを見つめてた。
パクミンギュがすごい...!
「カステラ」も読まなきゃいけないし、「亡き王女のためのパヴァーヌ」も読まなきゃ。









