ちゃおくりー "透析を止めた日" 2026年9月2日

透析を止めた日
2040年には慢性腎臓病は日本人の死因第5位になると予想されているらしい。腎臓病になると透析が必要になる。近所にも透析クリニックがある。そのクリニックの中で患者さんがどんな思いで透析を受けているか、想像したこともなかった。透析を止めるという選択肢は死に直結するなんて思いもしていなかったくらい、私には透析は遠い存在だった、この本を読むまででは。 読んでよかった。著者の堀川さんはご自身とご主人との辛い日々を思い出しながらどんな思いでこの本を書きあげたのだろう。堀川さんの本書の影響もあり、慢性腎臓病にも緩和ケアが利用できる道が見えてきたようだ。政府でも検討が始まっているとらしい。 知らないと言うことは怖いことだ。病気になってからは時間が足りず、もっと前に知っていたらということもある。堀川さんも本書の中で何度かそう言っている。「もし、あの時、知っていたら」と。その意味でもこの本が多くの人に読まれていることに大きな意義がある。 前半のご自身の経験した話に出てくる医療関係者には言いたいこともかなりたくさんおありだろうに、恨み節を声高に言うことなく本書を綴った堀川さんに感服した。一気読みでした。ありがとうございました。
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