
gato
@wonderword
2026年9月2日
文庫 銃・病原菌・鉄 下
ジャレド・ダイアモンド,
倉骨彰
読んでる
ダイヤモンド自身がフィールドワークをしていたニューギニアとオーストラリアを例に、技術や文化が上手く伝播・発展していかなかった土地の地理的条件を紐解いていく「オーストラリアとニューギニアのミステリー」の章は、これまで以上に具体的で熱がこもっていてめちゃくちゃ面白かった。
他の大陸と比べ物にならないオーストラリアの〈試される大地〉っぷり、そしてそこで生き続けてきたアボリジニが環境に一番適応した生き方をしてこなかったわけがないということ。
ダイヤモンドがこの「(西洋から見て)逆転の世界史」で明らかにしようとしているのは、ユーラシア民族の根っこにある狩猟採集民へのナメだ。日本人にとってのアイヌのことを考えるためにも、私はやはりこの本を読まなくてはいけなかった。

