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@ym
2026年9月2日
此の世の果ての殺人
荒木あかね
読み終わった
中盤〜終わりにかけてのスリリングな展開とテンポの速さに読む手が止まらなかった。(ちょっと怖かったけど)
ミステリとのしての面白さはもちろん、
もうすぐこの世が終わるとしたら何をする?という点について考えられる(そして自分は何を大切に思っているのかはたと気付かされる)のも面白かった。
私なら餓死するぐらいなら心中しちゃうかもな。
そして解説を読んで作者さんが年下であることに気がつき驚愕。
凄すぎるよなんでこんなこと思いつくの天才やん。
作中、探偵役のイサガワ先生が言っていた
「理屈では理解できるんだよ。でも感情が追いつかない。どうしても許せない。」
というセリフが印象に残っている。
サスペンス好きの私の母はよく「でも人を殺すのは良くない」とテレビに向かって言っていた。
どんな事情があれ人が人の命を奪っていいはずがない、というのはわたしも理屈では分かっているが、
そうとは言っていられない人もいるだろうに、と当時から思っていた。今も変わらない。イサガワ先生と同じく死刑制度も賛成。
こんなに物騒な例えでなくても、頭で分かっているが心が追いつかない、なんてこと日常で山ほどある。
思考と心の乖離なんてわざわざ他人に話さないからこそ、ドライブをしながらこんな話ができる2人が少し羨ましくなった。