
ねこと本と
@ibuhalunara240323
2026年9月2日

読み終わった
AIに普通の人達がいろんな判断を委ね始めた現在なら、ユートピアかディストピアかわからない情報で管理されたアガスティア・リゾートやそこに住んだり関わる人達の事がそれほど想像に難くないが、これが書かれた10年前だったらもっとSF感が強かったんだろうなと思い至り、IT技術の浸透の速さに改めて驚かされる。
各章の冒頭に、アガスティア・リゾートについての報道記事があり、各章それぞれの登場人物達の物語が始まる。章を跨いで登場する人もいて、緩く繋がっているのも物語世界の構築に寄与していた。
報道記事と物語がどう繋がって行くのか途中まで見えて来ず、でも読んでるうちにうっすらと示唆されている事がわかってくるのが心地よかった。
・どんな決断でも、自分の今の生き方でそれをどんな結果にするかの自由を人間は与えられている
・何が正しくて、なにが間違っているのか、自分の頭で考え行動する事が大事
・必要なのは対話で、価値観の違う者同士がお互いの主張を理解しようとする試みが肝要
