ユートロニカのこちら側 (ハヤカワ文庫JA)

36件の記録
ふじつぼ@famisaiko2026年7月9日買った読み終わった@ 電車「地図と拳」から読み始めた著者をゆっくりとさかのぼって、デビュー作までたどりついた。 設定はSFでありながらそこにいる人間たちがしっかりと描かれており、幅広い読者を虜にする筆力を感じた。 小川哲は最初からすごかった!
酸菜魚@suancaiyu2026年5月29日読み終わった@ 自宅透明書店でたまたま見つけた。 デビュー作から読めてよかった。 そしてかなり好きな作家だったので続けて別の作品を読みたい。 視覚、聴覚、位置情報、さらには思考といった個人情報を提供する代わりに収入を得られるアガスティアリゾートという特別区で、適応できる人とそうでない人の物語。 サーヴァントというAIアシスタントみたいな存在にみんな判断を頼っている。 この点現実がどんどん近づいてきているところで、AIの進歩はすごいと改めて思う。 正義と倫理と自由について問うような物語が、複数の主人公を介して展開していく。 ・物理的に見られているわけではないのに、ずっと誰かに見られている感覚に耐えられるか? ・他人の情報で再構築した過去を追体験してよいのか? ・行為ではなく、思想を根拠に人を逮捕していいのか? ・自分の過去から作られるレコメンドに従うことは、自由と言えるのか? リゾートに入れるかどうかはその人物の行いや思想によって判断されるのだが、安全とも危険とも簡単には言い難い「不確定要素の多い人物」がもっとも対処に困る、というのがおもしろいと思った。 安全な人はもちろん問題ないし、危険な人はあえて犯罪を起こさせて逮捕することで安全を保つ。安全とも危険とも言い切れない人は何をするかわからないから監視を付けなくてはいけないが、コストがかかりすぎる。 『予測の困難さ』が情報管理社会においてはもっとも取り扱いが難しいのだ。 これ、統計やディープラーニングをやっている方にとっては当たり前なのかもしれない。外れ値の取り扱いに時間をかけるくらいなら、無かったことにして排除してしまおう、となるのも無理はないような気がする。 どっちつかずな人間は、どっちにもなれなくて、いないものにされてしまうのかもしれない。





うねうね@73uneune2025年10月6日読み終わった🥟🥟🥟🥟🥟 初・小川哲。これデビュー作なんですね。めちゃくちゃ面白くてあっという間に読み終えた。アガスティア・リゾート周辺の連作短編。様々な登場人物の視点から管理社会の光と闇が浮かび上がる。自由とは何か考えさせられた。第4章が特に好きです。



uzoo@uzoo2025年7月17日読み終わった@ カフェ近未来の、あるいはもう既に到来しつつある情報管理社会に対して、自分は何を思うか。自ら考え、自ら決断し、その決断による責任を引き受ける、そのような態度を意識的にとる、その大切さに気づかされたように思う。良著。

つづけ~@kozonoyuki_03092025年4月2日読み終わった面白かった! ストレスに曝されない人間は全ての行動を無意識のうちに行うことができるようになるから何も考えなくなるみたいな話が怖…と思った 意識しなければ無かったことになる(けれど実際には存在する)こと、すごく怖いことだ

























