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@bunkobonsuki
2026年9月3日
臆病な詩人、街へ出る。
文月悠光
女子高校生にして詩壇に迎え入れられたJK詩人、文月悠光。しかし、二十歳を超えると困難に直面する。恋愛、アイドル、就職。世間で直面する事柄に、詩人が四苦八苦しながら乗り越えていく。
というノンフィクションである。
青春小説とかお仕事小説の類だと思って手に取れば、すべて著者の実体験だった。驚きである。
文中は詩人という職業のしがらみ(世間からの偏見、「食えるの?」という心配)が語られる。その中でも「詩人のわりに普通」というものに、著者はよく悩む。
「詩人は普通じゃない」というレッテルは、よく考えると不思議だ。なぜなら詩人は書くことを生業にしているのであり、書くことは誰もがやっている行為だ。
むしろ、詩人は普通の中の普通ともいうべき存在なのである。
