
秋雨
@akhno_k6
2026年9月3日

読み終わった
紙の本
2026年読了本
北村薫作品は「時と人三部作」しか読んだことなかったが、その文体が柔らかくも綺麗で好きだったので、ミステリーとしての面が読みたく本作を手に取った。
前半はライトノベルな雰囲気もある日常的な事件を軽やかに解決していくのに、期待通りと物足りなさを感じていたが、後半に続く事件の内容を読み、北村薫にもこんなしんどい話が書けるのかと驚かされた。
最初に見える事件の全容は、殺人といえどもどこかふわっとした印象を持った。人は死んでるけど、なんだかそこまで重くなさそう。でも、読み進めていくうちにそこに至るまでの嫌な道程があったことを知り愕然とさせられる。
良かった。……けど、思ってたよりも悲しかった。