
N
@r_is_for_read
2026年9月3日
たぶん、恋しい
一穂ミチ
読み終わった
一話一話、読み終わるたびに余韻に浸りたくて。でも次のお話も早く読みたくて、深く大きいため息を一つついてから、次のお話に、というおかしな儀式めいたことをしながら、気づけば読み終わっていた。
自分が一番やさしいやり方で肯定されたみたいな、ふわんと毛糸みたいに丸められた、みたいな読後感。
どのお話も心に染み入るお話で、購入者限定ショートストーリーの『春の弔い』も良かった。けれど選ぶとしたら、『月を経る』と『たぶんそんな感じ』が特に好きだった。
『たぶんそんな感じ』の最後の5行は、ずっと抱きしめておきたいほど好き。
自分にやさしくしてあげたい時に、また読み返したい。


