
kni
@hcaebehtel
2026年9月3日
落雷はすべてキス
最果タヒ
読み終わった
「愛がすべてというなら 汚れひとつ許せないね」
(ダンス、ダンス、ダンス/ People In The Box)
タヒさんのかく詩の、愛と恋がぐちゃぐちゃに折り重なって多重構造になった結果、美しくカッティングされた・けれどその作られた角で触るものを傷つけてしまうダイヤモンドみたいに鋭く、眩しく煌めいて、読む人間を突き刺してくるところが好きだ。
✴︎銀木犀の詩 によせて
海を「傷ついたひとが辿り着く(目指すべき)場所」として書く詩(詞/歌)は、いつもわたしをすくってくれる。海。辿り着けば、何かが動く場所。
わたしにとって海はとおくて、はるかで、……非現実的だ。そうだ、わたしが想像するのは現実の海じゃない。あまく、うすあかるい、やわらかないろに満ちた場所──偶像の海のことを信じている。そこに空想のなかではからだを浸している。昼のほのあたたかい海水に包まれている。あるいは夜のつめたい砂浜を踏み締めている。昼と夜だけが繰り返す、時間のない場所。(「レテビーチ」の描く、僕と君の楽園の砂浜のこと)
そんなわたしの辿り着きたい海がまたひとつふえてうれしい。どうか、わたしのための楽園を用意してくれる、さみしがりやのきみと一緒に。
今日、秋のはじまりを感じました。
