ことね
@reads666
2026年9月5日
国宝 下 花道篇
吉田修一
読み終わった
借りてきた
歌舞伎の世界で生きる喜久雄を中心に、そこに関わる人々の人生を描いた物語。
「喜久雄の芸はその完璧を超えてしまった。」
この一文がとても印象に残っています。
喜久雄がひたすら技を磨き、芸を極めていくほどに、少しずつ周囲の人たちが離れていく姿が悲しかったです。
芸を極めることは、ただ幸せなことではないのかもしれない。
何かを手に入れるたびに、何かを失っていくようにも感じました。
ラストはとても綺麗で、美しい余韻が残る一方で、どこか恐ろしさも感じました。





