
水規
@aqua3710
2026年9月5日
めぐる糸 明治浪漫霊異譚
永井紗耶子
読み終わった
この世ならざる物が視える啓吾と、視えないけれども興味津々な若、正周が怪奇現象と関わっていく話。よくある巻き込まれ系だが、皐月、または凛と呼ばれる少女が行方を眩まし、また現れるというので持っている者と持たざる者の格差が書かれているのが興味深い。正周が啓吾に言った『君が見つける不思議なことは、私が気づけなかった世の中を教え、声なき声を聴かせてくれる。それは凄いことだと思うんだ』という言葉が、この世界観をよく現わしていると思った。