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水規
水規
@aqua3710
図書館で借りてきた本をつらつら。
  • 2025年10月10日
    花菱夫妻の退魔帖 五
    鈴子と孝冬の抱えていた問題が一気に浮上して、深みに嵌っていくような話だった。怪異の方も残酷なのが多くなってきた気がする。その一方で所々で差し込まれる食事の描写が美味しそうでホッとした。
  • 2025年10月10日
    花菱夫妻の退魔帖 四
    淡路の君に合わせる前に幽霊の事を調べる鈴子が、徐々に深い所に行っているように感じる。それが意図的なのか、偶然なのかわからないが、人との関わり方にも関係するようだった。おだやかな態度を見せてる八千代があやしくて何かやらかしそうだ。
  • 2025年10月3日
    砂嵐に星屑
    砂嵐に星屑
    大阪のテレビ局を舞台にした様々な短編集。不倫やマスゴミ、男女関係、口から出まかせ。暗い面がありながらもその人なりに目指す物を見付けて行っているイメージ。人間の奥底にある欲求をかき出してるような話だった。最後の砂嵐に花びらが雪乃らしくてよかった。
  • 2025年10月1日
    石狩七穂のつくりおき 猫は仲間を募集中
    相変わらず作り上げられる料理が美味しそうな文が溢れている。師匠になりうる人物と出会ったり、偏食の子供たちと付き合ったり、同居人と意見の不一致があったり、一緒に働く人ができたり。家事代行として成長していく要素がたくさんでスッキリ読めた。
  • 2025年9月30日
    ある魔女が死ぬまで4 -始まりの世界と希望の魔女ー
    シリーズ最終巻。メグの成長は止まらず、色々なモノを受け止めてきた結果の結末だった。『希望』は常に彼女の側にある。師匠のファウストも安心した事だろう。これからも輝きを放っていてほしい主人公だった。
  • 2025年9月26日
    フォース・ウィング2-鉄炎の竜たちー 下
    フォース・ウィング2-鉄炎の竜たちー 下
    ヴァイオレットの罪はいくつ増えていくのだろうか。動けば動くだけ周りも変わっていく気がした。タールンとの絆はより深まっているよう。ゼイデンがこれからどうなるか、どこかに行ってしまわないか心配になった。
  • 2025年9月19日
    フォース・ウィング2-鉄炎の竜たちー 上
    フォース・ウィング2-鉄炎の竜たちー 上
    あまりにも大きな秘密を持ち帰ったヴァイオレットは、その秘密をどう守るか奮闘する。もみ消そうとする者、さらなる真実を知ろうとする者。その手段はあまりにも苛烈で、負担を強いてくる。本当に信じられるのは何か、強制的に問いかけるようでもあった。ゼイデンはヴァイオレットの支えでもあるし、楔にもなるだろう。物事が大きく動き出す前触れのような話だった。タールンが話す度にホッとしてたのは私だけだろうか。
  • 2025年9月16日
    隠れの子 東京バンドワゴン零
    人より少し優れた能力を持つ〈隠し〉たちが、不可解な死を追求していく。おるうと呼ばれる〈隠し〉の能力を消す事ができる女の子が大人びていて、そうならざるを得ない裏側を想像して切なかった。
  • 2025年9月6日
    塞王の楯
    塞王の楯
  • 2025年9月1日
    ふつつかな悪女ではございますが10 〜雛宮蝶鼠とりかえ伝〜
    隣国からの王子の接待をなんやかんやありながらも入れ替えもなく乗り越えたが、絡んできた怪しい男たちから慧月が取り上げて飲んだのが麻薬入りの酒だった。それによって道術が暴走し、麻薬の苦しみは入れ替わった玲琳を襲う。命の瀬戸際に立たされると、どちらも相手を必死に救おうとする。最初の入れ替わりと比べると、今はずっと深い所で慧月と玲琳は支え補っているのだと感じた。最高の友人同士だ。事件は続くようだし、清佳は蹴りを下にやっていてもいいと思う。
  • 2025年8月29日
  • 2025年8月28日
    誰が勇者を殺したか 預言の章(2)
    魔王を倒した勇者たちが、まだ勇者だと預言される前の話。金の亡者だと評価されている男とその一行だが、半ば運命を諦めていた預言者が気にかけて着いていってみると確固とした目的と意志を持っている事に気付く。今回は『殺す』ではなく『生かす』話で、リベンジマッチはこれまでの積み重ねという感じで熱かった。目指す所が同じだと大きな力を生み出すのだな。
  • 2025年8月26日
    誰が勇者を殺したか(1)
    預言に導かれた勇者がパーティを組み、魔王を倒すがその勇者が実は…という話。地道な努力と折れない心が結果を出す。心から信頼してる人がいるという事が大切で、平和を望むのもそれぞれ覚悟が必要なのではと思った。勇者に祝福を。
  • 2025年8月22日
    烏衣の華 2
    烏衣の華 2
    依頼主を守るために香炉に取り憑いていた幽鬼を無理矢理祓ってしまった月季。しかし今際の際に見た、胸をかき乱す悲哀に満ちた表情が忘れられなくなってしまう。香炉の出所を探り、幽鬼の阿祥の住んでいた所を訪ねると、孤独な生活が明らかになる。人を呪うには理由があり、悲しみの連鎖があるのだなと思った。月季は巫術士にしては優しいのかもしれない。事件が解決したかに見えて帝からの呼び出しに、何かもっと深いモノが待ち構えているような終わり方だった。
  • 2025年8月19日
    呼人は旅をする
    呼人は旅をする
  • 2025年8月19日
    スモールワールズ
    様々な立場による様々な短編集。日常の中に潜む感情について触れたものが多い。中でもピクニックは故意に起こってしまった事故についてまた起こるかもしれないという恐怖があって、花うたは刑務所との往復書簡というやり取りで本音をぶつけ合って自分の感情と向き合っていく。式日は葬式の空き時間にそれまでの価値観をさらけ出していくも清涼感があるように感じた。
  • 2025年8月15日
    神のダイスを見上げて
    姉が殺されて、その復讐の為に犯人を探す主人公だが、みんな地球に堕ちてくると予言されてる『ダイス』に少なからず狂わされている。最期の時を誰と過ごすか、それまでどうするかが重要なのかと。歪んだ愛情と純愛は紙一重なのかもしれない。
  • 2025年8月8日
    キネマの神様
    キネマの神様
    ギャンブルに病気、唯一迷惑をかけない趣味が映画鑑賞という父親が、とあるきっかけで書き込んだブログへのコメントが拾い上げられ「キネマの神様へ」という形で映画評論を書いていく話。どんどんのめり込んでいき、独特な文体が手紙というより祈りのように思える。好敵手と言うべき相手が現れてからは批判にも愛が感じられていい。お互い映画が好きなのだという事がよくわかる。もし対面が果たされていたのなら、どんな事を話したのだろう。キネマの神様のおかげで経営を続けていくのを決意した映画館での終わり方に余韻があった。
  • 2025年7月30日
    桜風堂夢ものがたり2
    桜風堂の日常と、ちょっとした怪異のお話。それぞれ理由があって桜野町に関わる不思議な出来事と触れ合っていき、彼らを光さす方向へと後押しする姿がとても眩しい。桜風堂の物語はこれで終了だけど、もしまた一整たちが語り出す時があったら楽しみにしたい。
  • 2025年7月29日
    水車小屋のネネ
    水車小屋のネネ
    理佐と律が親から独立しようと決意した時、水車小屋で蕎麦を挽く臼を監視する役割を受けもってるヨウムのネネと出会い世話をしていく物語。周りの人たちがとても優しくて、ふたりの生活が年代と共に穏やかに変化していく。ネネも色んな人に世話してもらって色んなものを学んでいくのがよかった。誰しも出会いと別れを繰り返して歳を取っていくんだな。
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