
水規
@aqua3710
図書館で借りてきた本をつらつら。
- 2025年8月26日誰が勇者を殺したか(1)toi8,駄犬預言に導かれた勇者がパーティを組み、魔王を倒すがその勇者が実は…という話。地道な努力と折れない心が結果を出す。心から信頼してる人がいるという事が大切で、平和を望むのもそれぞれ覚悟が必要なのではと思った。勇者に祝福を。
- 2025年8月22日烏衣の華 2春野薫久,白川紺子読み終わった依頼主を守るために香炉に取り憑いていた幽鬼を無理矢理祓ってしまった月季。しかし今際の際に見た、胸をかき乱す悲哀に満ちた表情が忘れられなくなってしまう。香炉の出所を探り、幽鬼の阿祥の住んでいた所を訪ねると、孤独な生活が明らかになる。人を呪うには理由があり、悲しみの連鎖があるのだなと思った。月季は巫術士にしては優しいのかもしれない。事件が解決したかに見えて帝からの呼び出しに、何かもっと深いモノが待ち構えているような終わり方だった。
- 2025年8月19日呼人は旅をするmame,長谷川まりる気になる
- 2025年8月19日スモールワールズ一穂ミチ読み終わった様々な立場による様々な短編集。日常の中に潜む感情について触れたものが多い。中でもピクニックは故意に起こってしまった事故についてまた起こるかもしれないという恐怖があって、花うたは刑務所との往復書簡というやり取りで本音をぶつけ合って自分の感情と向き合っていく。式日は葬式の空き時間にそれまでの価値観をさらけ出していくも清涼感があるように感じた。
- 2025年8月15日神のダイスを見上げて知念実希人読み終わった姉が殺されて、その復讐の為に犯人を探す主人公だが、みんな地球に堕ちてくると予言されてる『ダイス』に少なからず狂わされている。最期の時を誰と過ごすか、それまでどうするかが重要なのかと。歪んだ愛情と純愛は紙一重なのかもしれない。
- 2025年8月8日キネマの神様原田マハ読み終わったギャンブルに病気、唯一迷惑をかけない趣味が映画鑑賞という父親が、とあるきっかけで書き込んだブログへのコメントが拾い上げられ「キネマの神様へ」という形で映画評論を書いていく話。どんどんのめり込んでいき、独特な文体が手紙というより祈りのように思える。好敵手と言うべき相手が現れてからは批判にも愛が感じられていい。お互い映画が好きなのだという事がよくわかる。もし対面が果たされていたのなら、どんな事を話したのだろう。キネマの神様のおかげで経営を続けていくのを決意した映画館での終わり方に余韻があった。
- 2025年7月30日桜風堂夢ものがたり2村山早紀読み終わった桜風堂の日常と、ちょっとした怪異のお話。それぞれ理由があって桜野町に関わる不思議な出来事と触れ合っていき、彼らを光さす方向へと後押しする姿がとても眩しい。桜風堂の物語はこれで終了だけど、もしまた一整たちが語り出す時があったら楽しみにしたい。
- 2025年7月29日水車小屋のネネ津村記久子読み終わった理佐と律が親から独立しようと決意した時、水車小屋で蕎麦を挽く臼を監視する役割を受けもってるヨウムのネネと出会い世話をしていく物語。周りの人たちがとても優しくて、ふたりの生活が年代と共に穏やかに変化していく。ネネも色んな人に世話してもらって色んなものを学んでいくのがよかった。誰しも出会いと別れを繰り返して歳を取っていくんだな。
- 2025年7月22日麦本三歩の好きなもの 第二集住野よる読み終わった後輩が出来たり、家族との付き合い方を改めて考えてみたり、怖い先輩が結婚妊娠で退職したりで改めて自分がどう生きるか三歩なりに消化していく話。独特な価値観ながらもちょっとずつ成長していってるのかな。
- 2025年7月11日麦本三歩の好きなもの住野よる三歩という存在がファンタジーみたいで、現実だけどゆるっとした暮らしが綴られている。お仕事をする社会人なのにらしくない感じがまたいい。ちょっぴりエッセイ味があるかもしれない。
- 2025年7月4日黒猫のいる回想図書館柊サナカ読み終わった人生最悪の日かと黒猫に聞かれ、そうだと答えると連れていかれる図書館。そこでは自分の人生を書かないと出れないという事だが、最悪のパターンは色々ある。交流を楽しむのかと思ったら最後で明かされた真実にタイムカプセルみたいなモノかなと思った。人生を振り返る事は大切だ。
- 2025年7月4日
- 2025年7月4日ある魔女が死ぬまで3 -はてしない物語の幕が上がるーコレフジ,坂読み終わった自身の出生を知ったメグが旅立つ話。色んな場所に行って色んな人を助けるうちに感情魔法を使いこなせるようになり、より深く物事を理解できるようになってきた。ファウストに近づき、追い越しつつあるメグの行き着く先はどこだろうか。
- 2025年7月1日魔女に首輪は付けられない2夢見夕利,緜読み終わった今回の相棒はカトリーヌで、裏切ることなく『相棒』役をこなしていく。その裏ではミゼリアがちょこちょこと手を出しローグを試していくところが魔女という感じだった。目的に通じるのは次巻かな?
- 2025年6月27日
- 2025年6月24日わたしの美しい庭凪良ゆう気になる
- 2025年6月24日心獣の守護人2 -秦國博宝局宮廷物語ー羽洞はる彦読み終わった2巻に入り、暗闇で渦巻く陰謀が絡み合う展開となっている。鷲の頑張りと苑閂のアグレッシブさで問題を解決したと思っても、それを越える根深さが出てきて予想が付かない。各所大丈夫だろうか。
- 2025年6月21日桜の木が見守るキャフェ標野凪読み終わった1年をキャフェ チェリー・ブロッサムの敷地内に育つヤマザクラと共に寄り添う話。悩みはあるし進むべき道がわからなくなる時はあるけど、時間をかけてゆっくりと進めば芽が開くのだなと思った。成長は植物とよく似ている。
- 2025年6月19日竜の医師団4庵野ゆき読み終わったイズルの優生思考は竜までに及び甘美な響きを持つのだろう。リョウはそちら側には落ちないでもらいたいと願うばかり。レオとリリという支えが大切だと思わされたし、この面々で末長く学んでいって欲しい。
- 2025年6月17日竜の医師団3庵野ゆき読み終わったカランバスに新たな竜、チューダが加わった事でリョウの生活も新たな視点が拓かれた。ひとりひとりを認識出来る仔竜の何と可愛いことか。まだ純粋だからこそ、立派に育ってもらいたい。ニーナ女史の滅茶苦茶だか闊達な所も相変わらず。翼の治療が上手くいくといいな。
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