綾鷹 "BUTTER" 2026年7月23日

綾鷹
綾鷹
@ayataka
2026年7月23日
BUTTER
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柚木麻子
男たちの財産を奪い、殺害した容疑で逮捕された梶井真奈子(カジマナ)。若くも美しくもない彼女がなぜ──。週刊誌記者の町田里佳は親友の伶子の助言をもとに梶井の面会を取り付ける。フェミニストとマーガリンを嫌悪する梶井は、里佳に〈あること〉を命じる。その日以来、欲望に忠実な梶井の言動に触れるたび、里佳の内面も外見も変貌し、伶子や恋人の誠らの運命をも変えてゆく。 やっと読めた!面白かった! 前に読んだグロテスクとも通じるものを感じた。 里佳は世間の価値観に無意識に従っていたからこそ、欲望に忠実なカジマナに惹かれていく。 私自身の考え方も世間の価値観に侵されていることを思い知らされ、読みながらカジマナに憧れに近い好感を抱いていることに気付いて複雑な気持ちに。。 里佳と伶子が料理の話の中でしていた「自分の適量」という言葉が心に残った。 結局、自分を理解しなければ、自分にとっての正しい決断ができなくなってしまうのだろう。 里佳が自身の中から求めるものを選ぶ、最後の終わり方がよかった。
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