
ゴトウ
@ptk510
2025年4月5日

未来図と蜘蛛の巣
矢部嵩
読み終わった
うーーん好きすぎてまるで言語化できない読後感。
熱狂といつものスプラッタをやりつつ、「未来を考える/未来に向かうことへの不安」について作者の独自の哲学が垣間見えてちょっと新鮮だった。
正直「エンタ」の完成度が高すぎてこれは〔少女庭国〕と並んだかもしれない…
「ニュース」「部屋を見る」「乾燥機」「現在地のゲーム」が特に刺さったけど「ケーキを食べる」のやるせなさと絶望の疾走感も好き。全部好き。
「殺人野球小説」が「エンタ」の直後に挟み込まれるのもいい…一体なんなのだ、これは!?
奇想極まれば詩のような読み心地になるんだなぁと。

