
雛森
@hinamori
2026年9月6日

読んでる
借りた
audible
小説
オーディブル
推理小説
聞いてる
第2章の1まで聞いた。
面白い小説は日常を書いているだけで面白いんだなあと思った。
ただ、たかがトリカブトの栞一つに、他の図書委員に嘘までついて、大事にしすぎだと思う。「これトリカブトなので気をつけて」と付箋でも貼って、普通の落とし物として扱えばいいだけだろう。トリカブトってケシとかと違って栽培可能で普通に花を楽しむ園芸植物なのだし。
それに、落とし物の詳細を言える相手にその栞を返すのがなぜ悪いのか。
堀川視点で見るから相手が持ち主でないと思うだけで、第三者なら、堀川が一瞬見ただけの後ろ姿より、堀川たちの気づかなかった栞の特徴まで言える瀬野の方を普通信じるはずだ。
高校生女子を高校生男子が二人で追いかけまわし、結果女子が転んで泥だらけになってもさほど気にもしない。ひどく転び追跡者の堀川たちと対峙してなお堂々としている瀬野を、むしろかっこいいとさえ思った。
その上、堀川も松倉も、栞が燃やされたことで冤罪を被った一年生が寝込んだと知っても、当事者である自分らに類が及ばないかしか気にしない。二人が追いかけなければ瀬野はもっと人目につかないところで栞を処分したかもしれないのに。
二人の身勝手さというか、こだわりと無関心の差が大きすぎて、「は? なんなんこの子ら」という気持ちになる。それがまた全く正当な行為として描かれるならば、不快でしかない。
ま、ミステリの仕掛けなんだろうとメタ的に受け取っておく。
