よりみちよし "カラマーゾフの兄弟(2)" 2026年9月6日

カラマーゾフの兄弟(2)
カラマーゾフの兄弟(2)
フョードル・ミハイロヴィチ・ドストエフスキー,
亀山郁夫
第二部 第四篇錯乱_ 7 きれいな空気のなかでも  アリョーシャの兄のドミートリーから暴行を受けたスネギリョフ大尉に慰謝料を払おうとして拒絶された。 ”「こんなお金、こうしてやる!こうしてやる!こうしてやる!」それから彼は急に後ろに飛びのき、アリョーシャの前ですっくと背筋をのばしてみせた。その姿全体は、いわくいいがたい誇らしさを表していた。” 彼はフョードルの手先となってドミートリーを陥れようとしていたようなので、全くの善人ではない。 でも自分が人前で惨めな姿を晒したことで息子まで恥ずかしい思いをすることになった。 お金を受け取れば、馬鹿にされて苦しむ息子を新しい環境にやれたり、病気を抱えた家族を救うことができる。 彼の無力感が心に痛い。
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