
itshin
@it_shine
2026年9月6日
すべて真夜中の恋人たち
川上未映子
読み終わった
ひとつの恋愛の機微が描かれていた。引きこもりになるパートがあって、自分もそんな感じになったことがあったので、なんだか説得力があったように思う。少なくとも、あまり拒否感はなかった。腑に落ちたというか。
恋愛って、人って、人との関わり合いって、難しいよね、というのが大きな感想で。ちょっとしたことで人は変われるけれど、その変化でも辿り着けないところがあったりする。相性であって、優劣ではないのだと思う。思いたい。というかそうなんだと思う。
恋愛とは、人間の大きな謎だけれど、その渦中にある時にはそれが当たり前のことで、それが成就しないとしても、したとしても、そうあるべきだったと思えてしまう。そういうものなのだ。
小説という器では、それは当たり前ではないのだと思うけれど(著者が作っているから)、でも、そこに必然を感じてしまうのが、著者の力なのか、自分がそう受け取りたいからなのか。
もう、10年以上前に買って置いてあった本をいま初めて読んだ、ということに何かを感じつつ、そして、良い読書体験だったなぁと思う。
人にはそれぞれに事情がありますから、というセリフが印象的で刺さっている。









