アイラ
@aila_212
2026年9月6日
羊と鋼の森
宮下奈都
読み終わった
まず一貫して音楽讃歌をやっていた。登場人物が皆、音楽を愛しているっていうことが、物語を通して多角的に描かれていた。皆、いろいろな背景がある上で、ピアノのことが好きで、読んでいて心地がいい。それぞれのピアノへの向き合い方が、どれも真面目で良いと思った。ふたごの話は、辛くもあったが、爽快だった。個人的には、後半辺りの、秋野さんと主人公の会話が、本当に好きだった。
情景の描き方が、優しくて美しくて、読んでいて心地が良かった。原民喜がいう文体を、本を通してきちんと表していると思う。誠実な本だと感じた。
主人公の成長を見ていく中で、己の仕事との向き合い方についても考えさせられた。ずっとまっすぐで素敵な本だと思った。
また読み返したい。


