羊と鋼の森

107件の記録
- たなか@aaaaaa_paru2025年7月14日読み終わったこつこつと、の言葉がそのまま文章になったような淡々として心にすっと入ってくる物語でした。 羊と鋼の森を歩き続けられることこそが、彼らの求めている才能なのかもしれない。
- 葉鳥@kihariko2025年7月13日かつて読んだ発売当初に王様のブランチで宮下奈都さんがインタビューを受けていらっしゃったのを機に知り気になっていた作品。それからちょうど10年くらい寝かせてしまったけれど、読めて良かった。 学校での出会いをきっかけに調律師を目指した青年の物語。淡々と、静謐としており読んでいて気持ちが穏やかになった。青年越しに語られる調律師の先輩方のエピソードも良い。
- 緋色@hiiro_kyoju2025年5月26日読み終わった@ 電車美しいピアノの音色が聴きたくなったので、ピアノリサイタルのチケットを取りました。 私も和音のピアノの音色を聴きたい。 美しいものを見たい。 1人の調律師の青年の成長物語。成長といっても大波乱がある訳ではなく、1歩1歩、深い森を迷いながらも踏みしめていくような。 静けさと美しさがある文章だった。
- 在処@lostcorner2025年4月12日読み終わった442ヘルツ。調律はひとつの基準に音を合わせていくけど、数値が合っているから良い音になるとは限らない。全て無駄になるかもしれないこと、才能なんてないことを受け入れて、着実に一歩ずつ進んでいく強かさがあれば何処までだって行けると思った。
- 景@lush_fennel67642025年4月2日読み終わった持ってた本個人的に、タイミングが重なる内容だった。 主人公の人間に関する発想が無機質で面白い。終わり方は、良く言えば本から離れやすい(読み終わりやすい)と思う。悪く言えば味気なく物足りない。それにキャラクターに「羊って気づいたのよねえ」と言わせてしまうのはもったいないかなと思った。「解説」で、主人公は他者とのコミュニケーションに困る性格ではないとあって、わたしが漠然と捉えていた像をすみ分けており良い指摘になった。
- はな@hana-hitsuji052025年3月29日かつて読んだものすごくインパクトのあるシーンだけを鮮明に覚えているというより、好きな感じの絵画をじわー…っと動画にしてもらってそれをずっと観ていたように読んだ印象。 お守りでもバイブルでもないんだけど、なんだろう…ずっと捨てられないぬいぐるみみたいな存在感というか。 そういう本だった。
- Hoshiduru@lilimoe2025年3月28日読みたいおもむろに「10冊読むごとに1冊本棚の中から正式に積読をしよう」と決めた。 というのは、図書館を使うようになってから、家の本棚にある本を全然(再読も初読も含め)読めなくなっているから。今年は84冊読んでて、本棚からの積読を2冊すでに追加してある...。 最初33冊だと思って(今月読んだ冊数だった)「これを3冊目にする!」で終わると思ったけど、いずれ後5冊出します……。
- さくらゆ@skryuh_2025年3月12日お気に入り好きな作家何事もコツコツと続けることが大切だと教えてくれる一冊。優しい音と澄んだ空気を感じられる素敵な本です。いつまでもこの森の中にいたいと思ってしまいます。
- 廣 亜津美@hiroatme2025年3月10日かつて読んだ音や映像のイメージ喚起する力が強い文章でした。でも調律の表現はいい、自然の森の方は弱いかな。どうしても、「ピアノの森」を連想してしまうからかもしれません。原作を読んですぐに映画をみました。一卵双生児の設定がなくなっていたのが、ちょっと寂しかったです
- 猫@mao10122025年3月6日かつて読んだピアノの調律。人生もなんだか似ている。人生も、自分で少しずつ調律してより良いものを作り上げる。物語のしっとりとしていてどこか澄み渡っているような空気感がとても好き。自分も楽器経験者なので、懐かしい気持ちになったり、所々で共感したりしながら楽しめた。 "音楽は楽しむもの" 本当にその通りだと思う。音楽は自分が好きで、楽しんで、愛して、慈しんでやらなければ良い音は出ないし、良い音楽にはならない。 主人公がゆっくりと、けれども着実に成長していく過程が丁寧に描かれており、とても良いさくひんだった。
- なこ@167otogi2025年2月22日かつて読んだピアノの調律に魅せられた青年が、先輩たちの言葉や双子の姉妹とともに、自分の音と向き合い成長していく物語。 人の心の温かく、柔らかで、穏やかな言葉ひとつひとつに心励まされた。 どう頑張ればいいのか分からなくなった時、読みたい1冊です。
- Yukinoue@screamoon2021年4月1日読んですぐに宮下奈都さんの奏でる音に引き込まれた。何だかとても涼しい森の中にいるような感覚。 多分私は外村みたいに森にいる。そして私も板鳥さんに「どうこつこつするのが正しいんでしょう」と、彼と共に尋ねている。 外村のいう「山と町。都会と田舎。大きい小さい。価値とは何の関係もない基準にいつのまにか囚われていた」に頷く。 確かに外村は調律の森にいる。 でも彼を見てて私が思うのは最近私がお気に入りのあの言葉だ。 “Not all those who wander are lost” 外村も森を彷徨っているけれど、道を失ってはいない。むしろ見つけている。切り拓いている。 この本の中にいくつか心にささる言葉、大切にしていきたいと思う言葉があって、読み終わった後誰かとシェアしたくなるなあと思うのでした。