
Mary
@gncf_o343
2026年9月6日
語るに足る、ささやかな人生
駒沢敏器
読み終わった
@ リバーブックス
人生がひとつの物語だとしたら・・・・・・つまり人生という不確かなものが、物語として紡がれることによってようやく意味や形状を得るものだとしたら、その物語は記憶によって構成されている。
そのときはただの出来事でしかなかったことが、ある日ふと心に蘇って、そこには何かしら意味があるように映る。(中略)そのようなものがひとつひとつ、あやふやな自分の支えとなっていく。
(p.270)
アメリカにも旅にも興味はないけれど、そんな人でも面白いと思える、読んでほしいという書店の店主さんからのおすすめで購入を決意。
買ってよかった。読んでよかった。
フィクションかな?ってくらい想像通りのアメリカが繰り広げられていて面白い。
解説にもあるように、読後には「ここに居てもいいんだ」と今の自分の生活を肯定できるような感覚があった。
「Ⅰ.夕闇のドライヴイン・シアター」
「ハイテク牧場の夢」
「夏休みの再会」
「50セントのコーヒー」
「アップルバターの頃」
が好きだな。
素敵な装丁で、長く大切に、繰り返し読みたい本。
