くろみつきなこ "月がきれいな夜に、誰かに思い..." 2026年9月6日

月がきれいな夜に、誰かに思い出してほしかった
タイトルとあらすじに惹かれ読んだ。 共感できることが読んでいて多くて苦しかった。 人間の決してきれいとは言えない部分だったり、多様性だので表立って言われることは減ったものの、確実に未だ存在する結婚や子どもを産むということに対する価値観というか、そういう考えとそれに押し潰されそうになりながらもがき苦しむ人の思いだったりが、変に押し付けがましくなることなくストーリーに織り込まれていて、苦しさを感じながらもすらすら読めた。 そして三人の関係性が羨ましくもあった。 途中何のこと?と思うところがあり、それで「元カレごはん埋葬委員会」の続編ということを知った。 今作で特に詳しく説明なかったことは前作読めばわかるのかな? 前作を読まずとも楽しめたけど、読んでからの方が一層楽しめたのではと思うとちょっと悔しくはある。 自分以外にも続編とは知らず読んでいる人が結構いるみたいだから、何かしらの形で前作あることがわかるようにしてても良かったのでは、とは思った。 寧ろ、折角素敵な小説なのに前作あるの知らずに今作読む人がたくさんいるのがもったいなく感じてしまった。 それにしても感情もたくさん揺さぶられた上に美味しそうな料理が色々出てきて、お腹が減ってしまう小説でもあったな。 もっとしっとりとした感じの小説かと思いきやポップというか、テンポよく読める感じの読みやすい小説で、前作も早く読みたいなと思う一冊だった。
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