
🐟
@mikanz
2026年9月6日
狭き門
アンドレ・ジッド
読み終わった
小説として完璧だった🙌🏻
最後に石川淳の書評が載ってるんだけど、明らかに筆が乗ってて、生き生き書いてるのが伝わってきて笑った
流石ジッドのオタク
自分用メモ(ネタバレあり)
語り手(ジェローム)がアリサとの過去を回想する形で物語が進んでいくので、エピソードは常にジェロームによって加工、再構成されている
それが終盤になると、ジェロームは語ることを放棄して、アリサの日記(遺書)をそのまま公開する
日記を読んだときの言葉にならない感情を読者と共有しようとする
言語の表象不可能性を前に語り手が語りを諦めるというのはいかにも石川淳が好きそう
『佳人』の「わたし」がユラとの物語を最後まで語り得ずに途中で筆を置くというところにも影響を与えてそう

